第14回 1月26日放送
ゲスト:藤田 寛さん(東京シティ青果株式会社 専務取締役 <青果部卸売業者>)

2015年度中の完成を目指して現在整備中の豊洲新市場。
このコーナーでは、都民の台所である市場について、そして、実際に市場で働いている方々の声とともにTOKYO ICHIBA PROJECTが豊洲新市場の開場に向けて発信している情報をお伝えしてまいります。

夏目さん:今週はどちらにインタビューに行かれたのでしょうか?

松本アナ:今週は、築地市場で野菜・果物の卸売業者、東京シティ青果さんにお邪魔をして、お話を伺って参りました。さっそくお聴きいただきましょう。

~築地市場場内インタビュー〜

松本アナ:さて、今日私が居りますのは、ニッポン放送にはちょっと見かけないような、綺麗な会議室でございます。今日お話を伺いますのは、築地市場の野菜と果物の卸売業をされています「東京シティ青果株式会社」の専務取締役藤田寛さんでいらっしゃいます。よろしくお願い致します。

藤田さん:よろしくお願い致します。

松本アナ:まずこう入ってきて、豊洲新市場のジオラマが置いてあったりとか、壁には豊洲新市場のカラ―の絵が描いてあったりとか、先取りという感じの会議室ですよね。

藤田さん:卸売場にもですね、建物竣工までのカウントダウンボードが設置されているんですね。そこを見ますともう800日を切った状況と。したがいまして、準備も最終のコーナーに差し掛かると言って良い時期かと思います。

松本アナ:築地では、お魚だけではなく、たくさんの野菜・果物が日本中、あるいは世界中から集まってくるわけなんですが、東京シティ青果さんは、現在どのくらいの種類の野菜・果物を扱っていらっしゃるんでしょうか?

藤田さん:細かく分けたら、すごい数になってしまうんですけど、大きくは約270種類と。日本中、あるいは世界中から様々なものを入荷しています。私ども築地の特徴としては、早い時期から遅くまで、1つの商品の取り扱い期間が非常に長いっていう特徴があるんですね。それはやはり、ここの市場はその歴史、あるいは銀座にも近いですね、そんな立地から料飲食店への対応、こういうもので支えられた市場でもあったんですね。そういったことから、季節を先取りする料理、あるいは美味しいものを最後まで提供しようというお店、そういったところの要望に応えることで、期間を長く扱う、そういった特徴があるわけですね。

松本アナ:藤田専務は、そうするとこの東京シティ青果で、お若い頃から野菜・果物を扱ってきていらっしゃるんですか?

藤田さん:私が入社しましたのは、昭和53年。今、汐留が高層ビル群になっておりますけれども、貨物の駅だったんですね。そして引込線があり、この場内にも、私どもの社屋の前も踏切がありまして、1日に何回かは列車が通過していたのを憶えていますね。

松本アナ:豊洲に関しましては、色々なビジョンですとか、こういうふうにしたいという夢ですとか、伺って宜しいですか?

藤田さん:豊洲は確かに、建物自身はですね、閉鎖型で温度管理され、そして最新の機能が付加された施設になりますね。ただその施設を利用するのは私達なんですね。だから私達が、そこでその機能をフルに活用して、どういう営業展開を新たにしていくのか。そこが一番のポイントだと思います。やはり築地は確かに昭和10年にできた市場で、だいぶ年齢的にも歳を取ってしまっている。開場当時から考えれば、物流もすべてが変わっています。お客様の構成も変わっています。そういう中において、施設が老朽化し、あるいは狭くて、もう新しい機能を付加できないという状況だったわけですね。そこに、今度この豊洲というところに、私どもに移転のチャンスが訪れました。したがってそこで今までできなかった、新しい機能を付加した業務をどのように展開するのか、そこが私達の一番大きな目標でもあるし、夢を大きく持てる部分でもあるんですね。

松本アナ:それでは最後に、この時期野菜でも果物でも結構なんですが、今これ一番美味しいよっていうようなものを、伺いたいと思います。

藤田さん:扱っているもの、みんな美味しいんですね。今この時期は特に野菜は寒さを浴びますとやはり甘みが増すと、よく言いますよね。寒い日は鍋に、どんな野菜を入れても美味しいなあと。そんな中に、春を感じる、栽培物の山菜などもですね、もう既に出てきておりますね。そういったものをいただくのも、待ち遠しい春ということで、気持ちも何かあったかくなるような気がしますよね。そして、果物関係で言うならば、この時期はデコポンをはじめ、様々なみかん以外の柑橘類も出回る時期になるんですね。いろんなものを食べていただいて、自分の美味しさを見つけていただければ一番良いんじゃないですかね。

松本アナ:今日は鍋で一杯の後、柑橘類の食べ比べ。これで決まりですね。東京シティ青果株式会社、専務取締役:藤田寛さんにお話を伺いました。お話を聞いて、立板に水と感心しておりましたらば、某局のラジオで喋っていらっしゃったことがあるということで、御見逸れしました。

藤田さん:どうも、失礼致します。

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