第9回 12月22日放送
ゲスト:亀谷 直秀さん(株式会社亀谷 代表 <水産仲卸業者>)

2015年度中の完成を目指して現在整備中の豊洲新市場。
このコーナーでは、都民の台所である市場について、そして、実際に市場で働いている方々の声とともにTOKYO ICHIBA PROJECTが豊洲新市場の開場に向けて発信している情報をお伝えしてまいります。

夏目さん:今回はどなたにインタビューされてきたのでしょうか。

松本アナ:今週は、築地市場の水産仲卸業者売場にお邪魔をしまして、お話を伺ってきました。早速お聴きください。

~築地市場場内インタビュー〜

松本アナ:今日は築地市場の中にある、仲卸のお店が集まっている通路に私は立っております。目の前をターレがスーッと通り抜けていきました。足元は結構濡れていまして、発砲スチロールに囲まれております。ひんやりと、何だか冷蔵庫の中に居るような空気なんですが、今日はこの築地で、仲卸をされておられます、株式会社亀谷 代表取締役の亀谷直秀さんにお話を伺います。よろしくお願い致します。

亀谷さん:よろしくお願い致します。

松本アナ:仲卸のお仕事というのは、だいたい何時頃に始まって、何時頃に終わるものなんですか?

亀谷さん:うちの場合は、早い人は夜中の12時くらいに来て、店は朝10時にはだいたい終わってしまいます。

松本アナ:ここは全世界、全国各地から集まってきた、まるまるのお魚の状態を卸売業者の方から買い付けて、というお仕事ですよね?

亀谷さん:うちの場合はマグロもありますし、鮮魚全般で、いろんな生魚を全部取り扱っております。

松本アナ:種類にしても、かなりの数の魚が扱われていると思うのですが。

亀谷さん:品数で言ったら、2~300種類はあるんじゃないかと思います。

松本アナ:それこそ日本はもちろんのこと、世界から来る魚の中には「ん?こんな魚もいるのか」なんていう魚に出くわすこともあったりしますか?

亀谷さん:今、国内でも「未利用魚(みりようぎょ)」というなかなか変わった魚も、市場には入ってきたりしていますね。

松本アナ:「未利用魚」、今まであまり市場に出回ってなかったような魚が、結構価値が見直されていると。これが意外と美味しかったりとか?

亀谷さん:色々でしょうけどね。

松本アナ:この季節、12月のもう終りになりますが、今が一番旬と言うと、何になりますかね?

亀谷さん:12月の末だと、やっぱりどうしてもお正月の感じが出てきますから、やはり氷見のブリとか、お惣菜で食べるんだったらナメタガレイとか。そういったものも美味しいですね。

松本アナ:亀谷さんは、築地にいらっしゃって何年くらいになるのでしょうか?

亀谷さん:大学を出て(築地に)来たので、もう30年くらいですね。

松本アナ:その中で色々と歴史があったと思うんですけれども、亀谷さんにとってこの築地というのは、どんな場所でいらっしゃいますか?

亀谷さん:僕の場合は正直言って、親の跡を継ぐので、自分で望んで来たんじゃないんです。でも、魚を売り買いするだけじゃなくて、これだけあるお店がみんな実はライバルで、その中でも人間性があって、非常に助け合ったり仲間意識が強い。意外と中に入ると、楽しいところだと思いますね。

松本アナ:ライバルでありながら、やっぱり運命共同体みたいなところがあるんでしょうかね?

亀谷さん:そうですね。

松本アナ:そして、豊洲への移転が決まっておりますが、この豊洲に期待することを教えてください。

亀谷さん:環境がガラっと変わりますから、難しいことが多いと思うんですけれども、やはり(築地は)古い施設ですので、世の中の衛生とか、食の安心安全とかに、できるだけ市場として貢献できたらいいなと思います。

松本アナ:今日も外は寒いんですが、この仲卸の屋根の下に来ると冷蔵庫の中に来たような感じなんですが、これはやっぱりなるべく温度を上げないように、という理由もあるわけですか?

亀谷さん:ここは特別そういうふうには作られていないんですけれども、うちの店は一番へり(縁)なので、隙間があってそこから冷たい風がかなり入ってくるので、中よりはグッと寒いと思いますね。

松本アナ:そうなんですね。結構手が冷たくなってまいりました。今日はお忙しいところ、ありがとうございました。

亀谷さん:ありがとうございました。

~ ~ 〜

松本アナ:本当に寒かったんですけど、築地って、やっぱり感じるのは空気の冷たさが気持ち良いというか、身が引き締まります。

夏目さん:築地に来たなぁ~って感じがしますよね。

松本アナ:冷たさが気持ち良いという、そんなふうに感じました。