第8回 12月15日放送
ゲスト:伊佐 宏和さん(鮮魚店 中村橋 魚又 店主(練馬区) <買出人>)

2015年度中の完成を目指して現在整備中の豊洲新市場。
このコーナーでは、都民の台所である市場について、そして、実際に市場で働いている方々の声とともにTOKYO ICHIBA PROJECTが豊洲新市場の開場に向けて発信している情報をお伝えしてまいります。

松本アナ:今週は毎日築地に新鮮なお魚を買出しに来ておられるお魚屋さんの店主の方にお話を伺ってまいりました。

~築地市場場内インタビュー〜

松本アナ:我々は今、朝日をさんさんと浴びながら築地の立体駐車場の2階に来ております。この時間帯はターレ、それから自転車、トラックと築地が最も活気のある時間です。
今日、お話を伺いますのは、練馬区中村橋で魚屋さんを営んでいらっしゃいます魚又さんの2代目伊佐弘和さんです。
よろしくお願いします。

伊佐さん:よろしくお願いします。

松本アナ:市場には何時くらいにいらっしゃってるんですか。

伊佐さん:市場に来るのは6時30分から7時の間くらいです。

松本アナ:おつかれさまでございます。毎朝、築地の仲卸をまわって新鮮でおいしいお魚を仕入れていらっしゃるということなんですが、おいくつぐらいの時から通っていらっしゃるんでしょう。

伊佐さん:市場に来てもう18年か19年ぐらいですかね。

松本アナ:そうですか、いろいろとお店をまわって目利きで「おっ、この魚」と見つけるのか、
それともなじみの仲卸さんにお任せという感じになっているのかその辺はどうなんですか。

伊佐さん:お店の方はなじみのところで、行くところはだいたいもう決まっています。仲卸さんからこれ安いよ、これいいのあるよと声もかけられますけど、あとは自分で気に入ったものを買います。

松本アナ:お魚によって見分け方ってあるんでしょうけれども、伊佐さんならではのポイントってあるんですか。

伊佐さん:新鮮かどうか魚を触ったり、えらを見たり、あとは仲卸さんに産地も聞いて脂が乗ってるとか乗ってないとか今時期のものを探したりとか。
仲卸さんと仲良くしておくと、入荷量とか、今日高い、安いとか、明日これ高い、安いとか情報も聞けるということもありますね。

松本アナ:一見でくるよりもやっぱり長く培ってきた信頼あればこその情報と。

伊佐さん:そうですね、親父の代からずっと付き合ってるんで、マグロ屋さんにしても生のマグロなんかは今日これどこどこので塩釜のが入ったよとか青森のがはいったよとか言ってくれるんです。
たまに前の日に電話がかかってきて「明日、マグロ買ってくれない」みたいなときもあるんですよね。

松本アナ:今の時期、伊佐さんのおすすめの魚というと何になりますか?

伊佐さん:今ちょっと高いんですけれどもさばがおいしいですよね、大衆魚でいうと。
やっぱり冬場はぶりとかさばなんかがすごくおいしいですね。

松本アナ:脂がやっぱりのって。

伊佐さん:そうですね、あとはカレイ類ですね、煮つけにおいしい魚だとそういうのがお勧めになりますね。

松本アナ:伊佐さんが感じるこの築地の魅力というのはどういうところだと思われますか。

伊佐さん:築地って全国からお魚集まりますので、北は北海道、南は九州の方まで今日これいいなとか、同じ産地のものでもこういう魚がいるんだなとか。
僕が築地に来た頃なんかは知らない魚もありましたから、こういう魚がいるんだということもありましてすごいなと思いますね。

松本アナ:この10年間で築地で学んだことというのも多いんですかね。

伊佐さん:すごい多いですね。
子どもの頃も連れてきてもらったりしてね、市場の中も歩かせてもらって仲卸さんからは可愛がってもらったっていうかね。
たくさん勉強させてもらうし、魚の目利きの仕方にしても、親から教えてもらうこともありますけど築地の仲卸さんから教えてもらうこともたくさんありましたね。

松本アナ:さて、その築地が豊洲に移転をいたしますが、これに期待すること、伊佐さんどのようなことでしょう。

伊佐さん:綺麗な市場になるということで、使い勝手がいい市場になってくれるといいなっていう風には思いますね。新しい市場でも今まで通り仲卸さんと上手く付き合っていけて新鮮な魚をきれいな市場で買えるということを希望しますね。

~ ~ 〜

夏目さん:朝早くからお疲れさまでした。

松本アナ:私にとっては朝早いんですが、伊佐さんはもう帰る所でしたから。
元気がいいですよね、お魚屋さんって、本当に。

夏目さん:築地の中では大きな声を出さなきゃ商売になりませんものね。