第2回 10月27日放送
ゲスト:杉森 万千日兒さん(新橋薬品商会 店主 <関連事業者>)

2015年度中の完成を目指して現在整備中の豊洲新市場。
このコーナーでは、都民の台所である市場についてそして、実際に市場で働いている方々の声とともにTOKYO ICHIBA PROJECTが豊洲新市場の開場に向けて発信している情報をお伝えしてまいります。

夏目さん:今回はどなたにインタビューされてきたのでしょうか。

松本アナ:おととい小雨の降る築地市場にお邪魔してきました。夏目さんは、市場の中に薬屋さんがあるのはご存知でしたか。

夏目さん:知りませんでした。

松本アナ:さっそくインタビューの様子をお聞きください。

~築地市場場内インタビュー~

松本アナ:さて、今日も中央卸売市場築地市場にお邪魔しておりまして、築地市場内の会議室に来ております。今日インタビューするのは杉森 万千日兒(まちひこ)さんです。

松本アナ:杉森さんの肩書きなんですが、東京都中央卸売市場築地商業協同組合副理事長、事業部長、さらに魚がし横丁広報企画室室長と、両手で足りないくらいの肩書きをお持ちですが、具体的なお仕事内容を聞かせていただけますか。

杉森さん:私どもの組合は、水産・青果の主幹業務をサポートする、輸送、加工業界、容器の供給、物品販売、食品、加工食品、飲食、非常に広い業界から成り立っています。そういうところのみなさんがたによって市場の機能を維持しております。

松本アナ:杉森さんは築地市場の中にある唯一の薬屋さんでいらっしゃるということなんですね。
いつからやっていらっしゃるんですか。

杉森さん:50年前になります。

松本アナ:市場で薬屋さんをすることは普通の街の中でやるのとはずいぶん違いますか。

杉森さん:たいぶ違うと思います。市場の方は真っ暗なうちからお仕事をなさっており、怪我が多いです。もちろん刃物を扱うので刃物による怪我も多いですね。
皆さんの保健衛生を守るために存在する、そういう会社だと思っています。

松本アナ:そうすると築地の皆さんが出ていらっしゃる夜中からこちらへいらっしゃっているということですか。

杉森さん:そうですね。午前3時ごろに起きて市場に駆けつけています。

松本アナ:大変な仕事だと思いますが、どんなときにやりがいを感じますか。

杉森さん:市場は厳しいプロの仕事場ですので親身になって健康とか病気の悩みを聞いてあげるということで喜んでもらえることが一番嬉しいですね。
市場ならではの粋で陽気な方が多いですから、話すだけで自分の悩みが吹っ飛ぶくらい元気がもらえる。市場に来れば元気が出るという場所だと思います。

松本アナ:逆につらいこともおありだと思いますが、いかがですか。

杉森さん:築地市場は、一般の方が来られてもオペレーションが出来ているわけではないんですね。いわゆるプロの仕事場ですから、単なる観光地ではないわけです。そういうところに一般の方が来られたときの受入体制がまだ不十分なんです。来ていただいた方に市場をよく知ってもらいたい、こんなものを売っている、こんな仕事をしている、こんなすごい場所だ、いろいろ分かってほしいんですけれども、まだまだ説明する方々も揃っているわけではないし、施設自体の不備がまだある。
新しい市場に移転ということになるわけですが、そのときは十分にお応えできるようにしていきたいです。

~ ~ 〜

夏目さん:朝4時からやっている薬屋さんがあるんですね、

松本アナ:そうなんですよ。杉森さんは非常に元気なお方で、やっぱり市場にいると元気になるんだなというのが分かりました。

夏目さん:縁の下の力持ちですね。