#04
北足立市場

今日、ご紹介するのは… 北足立市場です。

北足立市場は、日暮里・舎人ライナー舎人公園駅から徒歩10分のところにあります。

やさいとくだものの【青果】と花、【花き】を併設した市場です。
機械で競りを行う、機械競りが主流な中で、北足立市場は、東京都中央卸売市場では唯一「手ぜり」を採用し、せり人さんの威勢の良い声が響いている市場となっています。

そんな北足立市場では、花に関する取り組み、花育『花を愛でる会』がおこなわれています。

幼稚園児や保育園児に花をふれる機会を作るというこの取り組み、いったいどんなものなのでしょうか。 株式会社 第一花き 常務取締役 多田哲夫さんにお話を伺いました。

「幼稚園で牛乳パックを使い器を作ってもらってオアシスというスポンジをこちらで用意します。
お花は一人の園児さんに10本くらい自由にいけてもらう。だいたい1時間半くらいかかりますが、4,5歳児というとやんちゃというか、走り回るようなイメージがありますが、 1時間半乱れない。その作業に集中しています。
子供たちはイメージで「かわいいね」「キレイだね」というイメージが強くて、触るたびに優しく触っているのが伝わってきますね。
作るのに一生懸命で出来上がったら「できあがったよー」というアピールもあって、活力を私らが頂くというかそんな感覚になりますね。」

花育の取り組みは、2008年、平成20年からスタートしていて、
これまでに17回おこなわれています。

保育園や幼稚園に提供されるお花は、無償となっていて、毎回、足立区内の花屋さんがお花を1人分ずつ包んでくれるそうです。

お花の魅力を子供たちに伝えて、愛でる気持ちを育てたいと始めたこの取り組みで、お話を頂いた多田さんご自身も園児たちからパワーをもらっているということでした。

お花を与えられた園児達は、自分が花屋さんになった気分で、次々にフラワーアレンジメントをしていき、出来上がったものは、自宅に持って帰ります。

そして、後日、自分の子供が作ったその花を見た園児のご両親や、花育に参加した園児自身から、たくさんの感想文が届くそうです。

どんな感想文が届くのか、株式会社 第一花き 代表取締役社長 松本喜勝さんにお話を伺いました。

「できあがった花は世界に1つだけの花ということで自宅に持っていくんですが、「お母さん作ったよ」とか「お父さん作ってきたよ」といったときに本当にこんな素晴らしいのを生けたの?という感想が多かったり、兄弟げんかが減ったとかそういう感想文も何百通もいただいていますから、本当に読んでいてジンとくる内容が多いです。小学校にあがって、庭先に咲いている花を見てこれは美しいなぁとか、かわいいなぁという気持ちが出れば、争いやケンカがなくなるんじゃないかと、そういう気持ちでいます。」

花に直接触れる機会を持って、花を愛でる気持ちを持ってほしいと始めた花育ですが、 園児たちの心にだけでなく、その花を見たご家族にまで優しい気持ちを届けているんですね。

今日ご紹介した北足立市場の様子いかがだったでしょうか。
少しでも市場(いちば)の楽しさや、魅力を感じでもらえたら嬉しいです。