#02
大田市場

今月からの新コーナー TOKYO ICHIBA PROJECT LOVE MARCHE!
東京都内11カ所にある市場の魅力をご紹介していきます。
今日ピックアップするのは大田市場です。
大田市場は、大田区の臨海地域にある市場で、
東京モノレール流通センター駅より徒歩15分のところにあります。
野菜・くだものを扱う【青果部】と、花を扱う【花き部】では
日本一の取り扱い規模を誇る大きな市場で、
この青果と花きにおいては、大田市場の決定価格が
日本全国の市場の指標になっています。
そんな大田市場の初競りには、毎年、お正月の縁起物・宝船が登場します。

大きなものは、直径150センチメートルくらい、
小さいサイズは直径30センチメートルほどで、
船には、赤い大根や黄色いニンジン、ゆずなど色とりどりの野菜やくだものと、
シクラメンやお酒などがキレイに敷き詰められていて、
この宝船も、もちろん競りにかけられます。

東京青果株式会社 営業本部 副部長の小松継生さんによると・・・
「宝船は、本来は七福神が乗って宝を持ってやってきますが、市場の宝船は、
野菜、果物の豊潤を願って、またいい1年の船出を初競りでする、
また、この宝船に乗っかって乗り切りたいという思いが込められている。」とのこと。
この宝船の競りを最初にすると、新年が来たなと思うそうです。

ちなみに、宝船に入っている野菜・くだものの中で
一番高額なものと思われるのがマスクメロンなんですが、
マスクメロンって縁起物の1つなんです。

というのも、マスクメロンの網目が亀の甲羅のようで、
さらには、T字になった【つる】がついていますよね。
このつるを、鳥の鶴にひっかけて、ツルとカメがそなわった縁起がいいくだものと
されているんだそうです。
そして、この大田市場の初競りには、
他にも縁起のいいくだものが、驚きの価格で競り落とさていました。
この時期には、あまりお目にかかれないおめでたいくだものとは・・・

さくらんぼ!!

こちら、この日は1ケース500グラムが12万円で落札されました。
赤いものは縁起がいい、また、この時期のサクランボは珍しいことから
初競りにかけられているさくらんぼ。
高価な理由として、このサイズの立派なものは何百粒に1粒という希少なものなため、
生産する費用がかかるということ、
そして、ご祝儀を加えて、驚きの価格になっているんです。

年明けのおめでたい初競りだからこそ宝船や冬のサクランボが登場した
大田市場の様子いかがだったでしょうか。
少しでも市場の楽しさや、魅力を感じでもらえたら嬉しいです。